【山行録】雪上訓練
11月27日と28日の2日間の日程で、以前からつながりのある某大学山岳部の立山をフィールドとした雪上訓練に同行させていただきました。
この時期の立山は寒気が流入すると大荒れで、立山黒部アルペンルートを利用した入山も富山県側からは困難になる場合がほとんどです。
なので今回は長野県側の扇沢から入山となりました。
初日の11月27日は立山室堂周辺の天候は大荒れ。
テント設営地の室堂に上がっても、訓練できる事があまり無いだろうということで、入山は昼以降に変更しました。
長野県側の入口である扇沢も積雪は十分にあったので、まずはアバランチ(雪崩)ビーコンを使っての簡単な捜索訓練をしました。
部員さんの中には、捜索に用いる道具の習熟度合いが少ない方もいらっしゃったので、基本的な事から確実に練習しました。
私も雪山山行を始めたばかりの事を思い出し、少し微笑ましかったです。
さて午後から荒れた天候の下、室堂に到着し、吹雪の中、何とかテントを設営し、初日は終了。
2日目は一転、この上ない晴天!
しかし、5日間吹雪に曝されたフィールドは一気に積雪が増しており、山の斜面は雪崩が発生しうるリスクが高そうでした。
また稜線上も風が強そうでした。
部員さん皆で相談した結果、テントから最も近くで登ってこれる室堂山を登ることに。
安全そうなルートを選定し、隊列を作って、ラッセル!
カンジキを履いても深い所では腰まで沈む新雪!
それでも、美しい景色が私たちを出迎えてくれました!
2日間、お疲れ様でした!
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